「いつかは消える好ましさ」
景色に意味を問う人は居ない。
その状態になった原因があるだけで、気持ちとは別。
社会生活には比べ合いで疲れることが多い。
安心が欲しくて意味と正解で着飾る。
自分には分からないまま成立していることの方が多いはずだけど、
分かった顔をしたがる。
悟ったり達成したことも一時の喜びにはなるけれど、気分は移ろう。
飽きる。終わる。次の興味へ。
一貫した生き方は自分にはできない。
「分からない」「できない」を認めることから始めた制作の方が、
自分の人生を浮き彫りにし、
作品の存在感だけで勝負できるのと考え制作してます。
作品は本人と距離の無い身体言語での表明です。
大して何もできない人生、
頑張ったのにな。終わっていく。
それが美しいと感じる。
<津田修>
開催風景
exhibition pic