08/15 - 08/22

 

渋谷ヒカリエ8/02/CUBE1,2,3

 

池田孝友/イトウヒロキ/岡本健作/オガサワラミチ/開藤菜々子/

国本真絵/下村優介/髙松威/武内信親/玉住聖/中谷大知/

ナカツジショウタ/西出誉/藤原正和/振本聖一/百上奈歩/

山口留美惠/山田HOW/わにぶちみき

 

大阪の現代アートシーンはその歴史からも東京とはまた違った進化や発展を繰り返してきました。戦後は具体美術という芸術集団が世界で活躍し、70年代の大阪万博では世界中の文化の影響を受け、80年代ニューウェーブは西高東低とまで言われ、90年代には独特のサブカルチャーを形成し、00年代にはいち早くイラスト/コミックアートが盛行しておりました。国公立の美術専門大学が無いことからも、アカデミックなアートを良い意味でも悪い意味でも踏襲されることの薄かった経緯が、自由でユニークな作家や作品を数多く生み出してきたのではないかと推測できます。そんな大阪の土地より、令和の現在も魅力的なアーティスト達が数多く存在しております。それは決してアナログタイプのコテコテな大阪ではなく、世界中から「DOPE !」と賞賛される、新しい大阪のアートを披露いたします。

 

「DOPE」とは昨今SNSを中心に「最高、カッコイイ、やみつき」という誉め言葉の意味合いで世界的に使用される英語スラングです。日本語では「ヤバい」が一番ニュアンスの合う意訳となるでしょう。単にカッコいいや美しいのではなく、自身の心や感情が激しく揺れ動いた時の何とも表現しがたい高揚感をポジティヴな意味合いで「ヤバい」と言い放ちます。

現代アートもまた、ただただ形の良さや色の組み合わせだけでは成立できないカッコいいと美しいの向こう側にある、何とも表現しがたい「ヤバさ」が必要であると考えております。大阪より精鋭の「ヤバい」アーティスト達を披露いたします。