百上 奈歩

Momogami Naho

 

「ムクツケキ」

MUKUTSUKEKI

 

2019/04/01 - 04/13

 

 

 

 

 

2012年 大阪芸術大学 美術学科 卒業

<個展歴>

2017

ー対坐ー (gallery6 / 神戸)

2018

-無常- (gallery7 / 神戸)

 

<Art Fair>

Art Fair Asia Fukuoka 2018  (ホテルオークラ福岡 / 福岡)

 

 

開催風景

exhibition pic

 

ムクツケキ

日本の古語で無骨、無作法、不気味という意味をもつ言葉です 

美しさとは綺麗とは違い醜さも含めていて人間にも共通するものだと思います

血や細胞の底から湧き上がり突き抜けてくる実態のないものをなるべく純粋に頭のつむじから脚の小指の先までを通じて手から放出し借物の身体を使い表現をさせてもらう 命は生まれおちた時に問いかけられた課題の答えを求めていくのです 生命は自問自答の日々それは永く 日々石を積むように重ねていくように あるいは瞬間の閃きの中から生じる

 

作品たちは一つに留まらず様々な要素を含み輪のように拡がり またじっとこちらを睨むように佇む 無垢な生き物のように私に語りかけてくるのです。

<百上 奈歩>

 

百上奈歩はプリミティヴでダイナミックな抽象油画を描きます。

それは平面に留まることなくキャンバスから大きくはみ出し、キャンバスそのものを変形させ、エネルギーの塊のような表現を行います。

彼女の制作の大きなテーマは民俗学や日本古来のアニミズムよりインスパイアを受け考察された形而上学的な生命の在り処です。

目に見えることは無いが確かに体感することのできるエネルギーを、体全身から受け止めそれを放出するかのように描かれる作品群は、観る者を圧倒させます。

本展示会では新たなる表現方法も披露し、濃密さを増した百上奈歩のエネルギーをぜひご体感ください。