独自の表現を追求し続ける美術家/MIKI WANIBUCHIによるgekilin.では2年ぶりの個展となります。
一見では抽象絵画のスタイルとなりますが、一貫してテーマは【風景】を描き続けてきたその原点に回帰し、過去作から新作までを同じ軸の中で展示する回顧的集成となります。
わにぶちの作品にはそこはかとない「心地良さ」が存在いたします。
それはまるで小説を1冊完読した時のような爽やかな心地良さです。
この正体は理性的に分解したものを直観的に再構築する、左脳と右脳をバランス良く働かせる心地良さなのです。鑑賞者の視覚から脳にこのような作用を与える事は絵画美術の真髄とも言えるでしょう。
新しい試みとなる展示仕掛けと共に改めてわにぶちの歩んできた軌跡をご堪能ください。
gekilin.